複数の企業で働いている場合、社会保険の支払い方法は?
同時に複数の雇用者と労働契約を締結する労働者は、一つの労働契約に従い働く労働者と比べ、社会保険に加入することが異なる。
1. 強制社会保険、失業保険を支払う
2013年仕事法第43条1項、2014年社会保険法第85条4項及び決定第595/QĐ-BHXH号の第42条1項に基づき、複数の雇用者と労働契約を結んだ労働者は最初に締結した契約に従い、社会保険と失業保険を支払う。つまり、労働者は最初に労働契約を結んだ会社だけで社会保険、失業保険を支払う必要がある。その他の会社では支払う必要がない。
ただし、その他の会社は法律の規定に従って強制社会保険,医療保険,失業保険の費用に相当する金額を労働者の賃金に追加支払う責任を負う。
2. 労働災害職業病保険の支払い
2015年労働安全衛生法第43条2項及び決定第595/QĐ-BHXH第42条1項に基づき、労働者が複数の雇用者と労働契約を締結した場合、各契約に従い、雇用者は労働者の労働災害保険及び職業病の保険を支払う。
3. 医療保険の支払い
2014年に補足、修正された2008年医療保険法第13条2項及び決定第595/QĐ-BHXH号第42条に基づき、労働者が複数の雇用者と労働契約を締結した場合、最高給料がある契約に従い、医療保険を支払う。
その他の会社で支払う必要ではない。ただし、社会保険や失業保険と同様に、その他の会社は法律の規定に従って強制社会保険,医療保険,失業保険の費用に相当する金額を労働者の賃金に追加して支払う責任を負う。