地域の最低賃金よりも安い賃金を支払った場合、1億5千万ドンまでの罰金
2022年7月1日から、ベトナムの地域別最低賃金は現行の規定より6パーセント引き上げられる。 その地域最低賃金よりも安い賃金を労働者に支払った場合、企業は1億5千万ドンまでの罰金を課される可能性がある。

1. 2022年7月1日からの地域別最低賃金
議定第38/2022/ND-CP号第3条1項に基づき、2022年7月1日以降、地域別最低賃金は月給の最低賃金と時給の最低賃金に分けられる。
したがって、雇用者に支払われる労働者の地域別最低賃金は次のように規定される:
第一に:月給の最低賃金について:
- 第一地域:4.680.000ドン/月。
- 第二地域:4.160.000ドン/月。
- 第三地域:3.640.000ドン/月。
- 第四地域:3.250.000ドン/月。
第二に:時給の最低賃金について:
- 第一地域:22.500ドン/時。
- 第二地域:20.000ドン/時。
- 第三地域:17.500ドン/時。
- 第四地域:15.600ドン/時。
第一、二、三、四地域の詳細地域名リストは、議定第38/2022/ND-CP号に添付して発行された付録に記載される。
2. 地域の最低賃金よりも安い賃金を支払う企業に対する制裁
議定第12/2022/ND-CP号第17条3項は、地域の最低賃金よりも安い賃金を労働者に支払う雇用者に対する罰金金額を次のように規定する:
- 一人から10人の労働者に対し違反がある場合、20.000.000ドンから30.000.000ドンまで。
- 11人から50人の労働者に対し違反がある場合、30.000.000ドンから50.000.000ドンまで。
- 51人以上の労働者に対し違反がある場合、50.000.000ドンから75.000.000ドンまで。
議定第12/2022/ND-CP号第6条1項によると、上記の罰金金額は個人である雇用者に適用される。 企業である雇用者の罰金金額は、個人の罰金金額の02倍に相当する。従って、地域の最低賃金よりも安い賃金を労働者に支払う企業は、最高150.000.000 ドン の罰金を科せられる可能性があることを意味する。
上記の罰金に加えて、雇用者は、議定第12/2022/ND-CP号第17条5項に規定されている改善措置を実施する対象にもなる。